人権擁護法案について(メッセージ56)

2008年1月15日

 今回は人権擁護(ようご)法案についてお話したいと思います。

 

 まず、皆様に考えていただきたいのは、『人権とはどのようなものなのか?』ということなのです。

 それがはっきりしないうちにイメージや思い込みで定めてしまっては、弊害(へいがい)以外の何ものにもなりません。

 人権擁護法自体が、人権侵害をしかねない状況に陥(おちい)る危険性があるのです。

 それでは法を定める意味がありません。

 法は全ての人を対象として考えた時、初めて正常に機能するのです。

 一部の人々が上手いこと利用して、思い通りにするためのものではありません。

 それらのことを理解した上で定める必要があります。

 その為には、政治家の皆様だけに任せてしまうのではなく、皆様国民一人ひとりが関心を持ち、おかしなことにならないように見張る必要があるのです。

 そして、必要であるならば声をあげることです。

 今まではそのような活動をされる方は限られていたのですが、最近は徐々に増えつつあるようです。

 これらの関心の高まりは、皆様が霊的に成長している証(あかし)なのです。

 これからも関心を持たれる方が増えてゆくでしょう。

 今は、日本が世界の中の一国として戦後から抜け出し、新たな一歩を踏み出す為の過渡期なのです。

 ですから、問題が次から次へと噴出するのは当然の成り行きといえるでしょう。

 皆様はそれらの問題を解決してゆく中で、多くの事柄を学び、新たな一歩を踏み出すのです。

 その時が来るまでは、今しばらく大変な時期が続くでしょうが、どうか挫(くじ)けることなく邁進(まいしん)していってください。

 私どもも、皆様が霊的に成長出来るようにと、出来うる限りのお手伝いを心がけております。

 

 少々話がそれてしまいましたので戻したいと思います。

 人権というのは読んで字のごとく、人に与えられた権利の事を指します。

 それは全ての人に適用されなければなりません。

 例え、罪を犯した人であっても、人権は守られなければなりません。

 人権と罪に対する罰則は切り離して考えてはなりません。

 あくまでも人権を守った形で罰則も定める必要があるのです。

 そこを勘違いいたしますと大変なことになってしまいますので、注意が必要です。

 かえって秩序が乱れて、暮らしにくい世の中になってしまうのですから。

 人を陥(おとしい)れるために利用できるようなあいまいさを持った法を定めても弊害(へいがい)が生じますので、注意が必要です。

 皆様のご懸念はこのあたりにあるようですね。

 一部の方たちの良いように利用されかねないあいまいさが危うさとして、皆様の気持ちを突き動かしているのでしょう。

 それらのお考えは、霊的に見ましても尤(もっと)もなご意見といえますので、これらの事に気付き危機感を抱いている方々は、是非、『どうしたら改善されてゆくだろう?』と現状で出来ることを考えてみてください。

 そして実現に向けて活動してみてください。

 あなた方がそれらの活動をする時、必ず霊界からのサポートがあります。

 皆様がこれらの問題に関心を持って活動することは、私たちにとって喜びであり励(はげ)みになるのです。

 私どもの働きかけが皆様の心に浸透している証でもあるのですから。

 これらのことを考慮に入れた上で、人権を擁護することについて是非考えてみてください。

 このメッセージについては、特に説明を追加しなくてはならない点はないと思います。

 人権擁護法案については、現在既に問題意識を持たれている方がかなりおられるようですし、問題点についての認識もほぼ霊界側の見解と共有できるのではないでしょうか。

 なお、ここで注意しなくてはならないのは、現行の『人権擁護法案』が何らかの問題を抱えているとはいえ、その問題点を解決できるような形で、実際に行われている人権侵害を救済する何らかの仕組みを構築する必要があるのか、ないのか——という点です。

 現時点で人権侵害が行われていて、救済の仕組みが整えられていなければ、早急に整備する必要がありますし、いわゆる『人権利権団体』の言いがかりが100%であれば、まともに取り合う必要はありません。

 人権擁護法案の取り扱いについては、現在の実態に即した対処をする必要があると思いますので、感情的にならずに冷静な判断を心掛けたいものです。

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