物質に宿ることの重要性(メッセージ17)

2007年12月15日

 今回は、物質に宿ることの重要性についてお話しさせていただこうかと思っております。

 以前、五感について少し触れさせていただきましたが、今回は違う視点からの見てみたいと思います。

 

 学ばれておられる皆様にはご理解いただけていることと思われますが、霊界と異なり物質に宿っている状態でおりますと、基本的に感情や感覚などが他の方々に伝わる事はございません。

 それに加えて、地上界におられる方々は成熟度合いもまちまちの状態で同居しているのでございます。

 その事で悲しみや苦しみを感じておられる方々も多いのではないでしょうか。

 あるいは、安堵(あんど)される事もあるでしょう。

 

 そこで重要になって参りますのは、悩み、自分なりの考えを持つということなのです。

 そして、異なる見解の相手に理解を求める場合、自ら進んで相手を理解しようと努(つと)めなければ受け入れられることが難しいという事なのです。

 これらのプロセスは成長の為には必要不可欠なのでございます。

 

 安堵される場合というのは、大体におきまして知られたくない事柄や恥ずかしく思う事柄がある時などに感じられることと思われます。

 あるいは、他の方々を陥(おとしい)れようと画策している場合もあるでしょう。

 これらの感情が強く現れるということは、関心事がより物質に傾(かたむ)いているということなのです。

 これらの感情は、他の方々に明かされ、恥を知る経験を繰り返す事により、成熟し軽減されてゆきます。

 最初は何も感じられない方々でも、繰り返す中から恥じることを学ぶのです。

 

 これは大変貴重な経験であり、成熟するためのプロセスとして大きな役割を果たしているのでございます。

 それらの事を踏まえた上で、地上界での経験を有効に生かしていただければと思います。

 

 この通信が皆様の考えるきっかけとなり、少しでも成長に役立つ事が出来れば幸いでございます。

 このメッセージは、【肉体と霊体&苦境を避ける術】の冒頭で取り上げた、肉体と霊体の関係についての言及の追加的な説明となっております。

 また、読者の皆様の理解を深める参考になると考えて個人的な見解を述べ、以下のような回答を得ました。

メッセージ17を受けた意見と回答

2007年12月15日

 [意見]

 多少の霊的知識を学んでいる人であっても、人間がつい忘れがちになるのが、『肉体から解放されると、自分の思いや感情が簡単に相手に伝わってしまう』という点です。

 メッセージにある様に、人間が他者に自分の考えや思いを知ってもらうには、自主的に表現するしかないのですが、霊の状態ではむしろ隠したい事もすぐさまあからさまになってしまうと聞いております。

 一連のメッセージで『自分で考える事』の重要性について繰り返し強調していますが、もし人間に宿っている間に『考える事の重要性』に気付かないまま霊界の住人となってしまった場合、その霊は後の成長に取ってかなり深刻な問題を抱える事になってしまうと考えます。

 人間は自分の考えなり感情を抱いた時に、すぐに表面化させるのではなくて、『本当に表現して良いのだろうか?』また、『表現の仕方はこれで良いのだろうか?』と考えるだけの時間が許されます。

 場合によっては表現しないと言う選択もあります。

 その点が霊にとっては容赦(ようしゃ)がない訳で、自分の考えなり感情はすぐさま他者の知る所となってしまいます。

 いわば、原因と結果の時間差がないと言う事になりますから、ある意味分かりやすいという面はあるでしょう。

 しかし同時に、その状態に置かれてから初めて『自ら考える』癖(くせ)を身につけるのは、非常に困難を極めるのではないかと思います。

 『自分で考える』事を学ばないうちに霊界の住人となってしまう霊を、地上界に表れている状態に例えると、マスメディアの(偏向(へんこう)しているかもしれない)情報を鵜呑みにする人々に似ていると思います。

 時々刻々と移り変わる情報に対して考える余裕が得られない為に、だんだんと考えなくても良い様に慣らされてしまうので、その後の成長が見込めないのです。

 

 以上の理由により、『自分で考える』事の重要性を学ぶには、霊界よりも地上界の方が向いており、そこで『自分で考える』事を学べない者はその後の成長も滞(とどこお)ってしまうので、『自分で考える』事の重要性を繰り返し強調しているのだと思いました。

 

 [回答]

 考え、思いをめぐらせる上で重要になって参りますのは、柔軟性とゆとりでございます。

 自分なりで良いのです。

 

 ご自身に関する事柄、あるいは世間で起きている様々な出来事など考える材料は尽きないのでごさいますから、如何にしてそれらの事柄に気付き、考えるまでに至るのかというのが課題となって参ります。

 その際、役に立つのが柔軟でゆとりある心の状態なのです。

 その状態を保つことで、意識のアンテナを張り巡らせることが容易になり、より多くの情報を得易くなるので、考えるきっかけとなる材料に出会い易くなるのです。

 皆様それぞれに様々な事情があり、常にそのような状態を保つのは難しいことと思われますので、ほんの一時でも構いません。

 意識して考える時間はとても重要なので、出来る範囲内で実践してみてください。

 これまでのメッセージ全般において、『自分で考える事』の重要性を繰り返し強調しておりますが、この[返答]においては、考える時に重要な要素は『柔軟性』と『ゆとり』であると言及するなど、より具体的な内容に踏み込んでおります。

関連するメッセージ

【肉体と霊体&苦境を避ける術】

(肉体に具わっている五感に強い刺激が加わると弊害が生じることについて)